先日 @yhassy さんが下記のようなツイートをされていて
最近、制作者の雇用(フリーランス、従業員いずれか)を考えている方達の声を聞く機会がありました。ポートフォリオや実績は見ているけど、それより人柄が知りたいと答えた方がほとんど。「話さないと分からない」と答えた方が多かったもそのためかも。
— Yasuhisa🎃 (@yhassy) 2017年9月15日
スキルセットが書かれているスペック表のようなプロフィールだけだと誰か分からないし、何考えているかも分からない … だから採用しないというパターンもあるみたい。特に採用経験が豊富な方だと、ただ作品並んでいるだけでは何も信じてないみたい(どうせ全部作ってないでしょ?みたいな)
— Yasuhisa🎃 (@yhassy) 2017年9月15日
思い当たる節がものすごくあります。
ここ3年程、講師業をやっていることもあり、大学生、大学院生、専門学校生の就職相談をよく受けます。自分に自信がないので頑張って勉強してスキルを付けたのに、なぜか就職活動が上手くいかないとか、スキルをつけてもまだ自信がないという相談が多いです。
かつて、採用する側にいたこともある経験から言うと、採用する側は必ずしもあなたの経歴やスキルだけを見ているわけではありません。専門職のような仕事においては自信満々でポートフォリオを見せられても、仕事でやっているレベルには到底及ばないケースも多々あります。その際に、面接担当者にスキルだけをアピールしても、まず上手くいかないでしょう。
開発などクリエイティブな部署はほとんどチームで仕事をしています。大事なのはあなたがチームの中でチームと共に成長し、結果を出していくことができるかだと思います。もちろん、スキルの有無は大事ですが、会社/チームにとってそれ以上に大事なのは、あなたがどのような人で、どんなことを大事にしていて、どんなときにどんなことを考えて行動するかということです。それは、ポートフォリオだけ見せてもなかなか伝わりません。就職活動・転職活動において、ポートフォリオで自分のスキルや実績をアピールするだけでなく、あなたがどんな人なのかをきちんと伝えることも重要なのです。
また、あなたの人柄を見て採用してくれる会社はあなたにとって良い会社である可能性が高いです。所謂ブラックな企業にとって、あなたがどんな人でどんなことを大事にしているかはどうでもよいことのひとつに過ぎません。あなたがどんな人なのか、何を大事にしているのかを聞いたときの面接担当者のリアクションは、そこがあなたが働くべき企業かどうかを判断する材料にもなります。
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